野村證券のiDeCo(個人型確定拠出年金)をご紹介します。
野村證券は国内最大手の証券会社で世界にも進出していることで有名ですよね。
富裕層向けや大企業での従業員持株会など、収入が多い会社員や資産家の顧客を多く抱えています。
そんな野村證券にもiDeCo(個人型確定拠出年金)の商品があります。
特別な理由がある場合を除き、基本的に野村證券でiDeCo(個人型確定拠出年金)を運用するメリットはありません。
一方で、会社の指示で野村證券でのiDeCo(個人型確定拠出年金)運用を求められている場合は、商品内容を理解するためにも最後までご覧ください。
野村證券iDeCo(個人型確定拠出年金)の商品構成
まず、野村證券iDeCo(個人型確定拠出年金)の商品ラインナップをご紹介していきます。
野村證券では、大きく分けて2つの商品に分類されています。
- 元本確保型
- 投資信託
それぞれの商品構成を見ていきましょう。
定期預金(元本確保型)
元本確保型商品として定期預金が準備されています。
- セブン銀行確定拠出年金専用定期預金5年
こちらの商品は元本が確保されますが、毎月の手数料によっては元本割れを起こすことがあることを理解しておきましょう。
国内債券型
- 野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
外国債券型
- 野村DC・PIMCO・世界インカム戦略ファンド(為替ヘッジあり)
- 野村DC外国債券インデックスファンド
- 野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
国内株式型
- リサーチ・アクティブ・オープン(確定拠出年金向け)
- ひふみ年金
- 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
- 野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)
外国株式型
- キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)
- フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け)
- 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
- 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)
リスクコントロール型
- 野村DC運用戦略ファンド(マイルド)
- 野村DC運用戦略ファンド
バランス型
- マイターゲット2030(確定拠出年金向け)
- マイターゲット2035(確定拠出年金向け)
- マイターゲット2040(確定拠出年金向け)
- マイターゲット2045(確定拠出年金向け)
- マイターゲット2050(確定拠出年金向け)
- マイターゲット2055(確定拠出年金向け)
- マイターゲット2060(確定拠出年金向け)
- マイバランスDC30
- マイバランスDC50
- マイバランスDC70
不動産投資
- 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)
- 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
以上が野村證券のiDeCo(個人型確定拠出年金)で運用できる商品となります。
ひふみ年金など、人気が高い商品も含まれています。
全体的に野村の商品が多いため、信託報酬と呼ばれる運用手数料は高めであることを覚えておきましょう。
野村證券iDeCo(個人型確定拠出年金)の手数料
iDeCoを利用する上で、欠かせない手数料の詳細をご紹介します。
iDeCoは大きく分けて4つの手数料があります。
- 国民年金基金連合会:新規加入手数料(一律:2,777円)
- 国民年金基金連合会:月額手数料(一律:103円)
- 運営管理手数料:月額手数料
- 事務委託先金融機関手数料:月額手数料(一律:64円)
この4つの手数料のうち、3つはどこの金融機関で口座を開設しても一律です。
問題は3つ目の手数料「運営管理手数料」になります。
この運営管理手数料は金融機関ごとに自由に設定できるからです。
運営管理手数料は毎月、差し引かれる手数料です。
運用期間が長い、iDeCoだからこそ、この運営管理手数料が安い金融機関で開設することが重要です。
新規加入手数料 | 2,777円 |
国民年金基金連合会:月額手数料 | 103円 |
運営管理手数料 | 283円 |
事務委託先金融機関手数料 | 64円 |
野村證券の運営管理手数料は「283円」に設定されています。
ただし、毎月の掛け金が1万円以上または残高が100万円以上の場合は0円となります。
この運営管理手数料は毎月の運用額から差し引かれるため、可能な限り「0円」の証券会社などを選択することをおすすめします。
まとめ
今回は野村證券のiDeCoをご紹介しました。
大手証券会社として運営するiDeCoのため、あまり多くの人が申し込むことはないことでしょう。
だからこそ、検討しているのであれば、あなたにベストな選択となっているか、十分に検討してください。
あなたの選択に少しでも参考になれば幸いです。