iDeCo(イデコ)が良いって聞くけど、なぜ必要なの?という疑問にお答えします。
iDeCo(イデコ)は国が、国民の老後資産形成に向けて活用を促している制度です。
国民それぞれが自身で自分の年金を整備することを目的としているため、様々な優遇が用意されています。
あなたもご存知かもしれませんが、日本は今後、人口が減少する社会に突入していきます。
人口が減少するだけでなく、高齢者を支える現役世代も急減します。
つまり、あなたが老後を迎えるタイミングでは、あなたの年金を支払ってくれる現役世代が急激に減少することになります。
そこで政府が推し進めている制度が「じぶん年金」の整備です。
iDeCo(イデコ)がなぜ必要なのか、自分年金の視点でまとめます。
日本の年金制度が崩壊?
あなたは日本の年金制度が、未来永劫続いていくと考えていますか?
国立社会保障・人口問題研究所によると、日本の人口は2065年に8807万人になると予想しています。
人口が減るだけではありません。
高齢者を支える、現役世代も減り続けることになります。
日本の年金制度は現役世代が支払ったお金を原資にして、高齢者に配分しています。
つまり、私たちが毎月支払っている年金は街中の高齢者に生活費になっています。
将来、あなたの生活費を支払ってくれる人は何人いるでしょうか?
参考に、現在は約3人で一人の高齢者を支えています。
しかし。
将来は1.7人で一人の高齢者を支えることになると言われています。
とても成立する数字ではありませんよね?
普通に考えれば、日本の年金制度は崩壊しているのです。
この考えをベースにiDeCo(イデコ)がなぜ必要なのか考えて見ましょう。
iDeCo(イデコ)の必要性
iDeCo(イデコ)はあなたが作るあなた専用の年金です。
つまり自分でつくる年金、じぶん年金と言えます。
じぶん年金と呼ばれる商品はiDeCo(イデコ)以外にも存在します。
一覧にまとめると以下のようになります。
- iDeCo(イデコ)
- 年金保険
- 財形貯蓄
例えば、保険会社が販売している「年金保険」が該当します。
年金保険も毎月の積立額が保険会社によって運用され、60歳以降に受け取ることができます。
その他、各企業が用意している「財形貯蓄」もじぶん年金に該当します。
この中で、最も優れた制度となっているのがiDeCo(イデコ)なのです。
優遇策からみるiDeCo(イデコ)のすごさ
iDeCo(イデコ)がすごい理由は優遇策にあります。
その代表的なメリットが節税メリットです。
一見、似たような制度に見える年金保険よりも大きな節税メリットがあります。
iDeCo(イデコ)は年間の積立額全額が翌年の課税所得から控除されます。
つまり、貯めれば貯めるほど、翌年の住民税が安くなります。
その他、iDeCo(イデコ)で運用することによって、運用益が出た場合の税金が免除されます。
もし仮に、あなたが一般的な証券会社を通じて投資信託を購入した場合を考えて見ましょう。
10万円を投資して、数年後に15万円になっていたとします。
この5万円の投資益に対して、通常は1万円(約20%)の税金が取られてしまいます。
しかし。
iDeCo(イデコ)はこの運用課税が免除されています。
長期間、大きな金額の運用を行うため、この課税免除は大きな効果を発揮します。
まとめ
今回はiDeCo(イデコ)の必要性についてご紹介しました。
おさらいしておきましょう。
- 日本の年金制度が信頼できない
- じぶん年金の形成が欠かせない
- iDeCo(イデコ)が最強のじぶん年金
iDeCo(イデコ)はメリット面から見ても、最強の制度と言えます。
加入を迷っているのであれば、加入しておいて損はありません。
まず、加入して貯金の癖をつけていきましょう。