三井住友信託銀行のiDeCo(イデコ)をご紹介します。
メガバンクの一角である、三井住友信託銀行は信託機能を持つ存在として特長があります。
この特長を活かし、多くのiDeCo(イデコ)加入者を集めているようです。
同行の公式サイトでは「DC加入者の5人に1人が三井住友信託銀行」と宣伝しています。
ただし、これは企業型確定拠出年金を含んでいるため、参考になりません。
企業型確定拠出年金の受託が多い、三井住友信託銀行ならではの宣伝方法です。
それでは、三井住友信託銀行のiDeCo(イデコ)をまとめていきます。
三井住友信託銀行iDeCo(イデコ)の商品構成
まず、三井住友信託銀行で投資が可能な商品をご紹介します。
各ジャンルにバランスよく商品を揃えていますが、選択肢は多いと言えない印象です。
定期預金
- 三井住友信託DC変動定期5年
- 三井住友信託DC固定定期5年
損害保険
- 三井住友海上・積立傷害保険(5年)
国内債券
- DC日本債券インデックス・オープンS
外国債券
- DC外国債券インデックス・オープン
- DC新興国債券インデックスオープン
日本株式
- DC日本株式インデックス・オープン
- DC・ダイワ・ストックインデックス225
- DCリサーチ・グロースファンド
- DCファンダメンタル・バリューファンド
- 大和住銀DC日本株式ファンド
- DCグッドカンパニー
- シュローダーDCアクティブ日本株式
- 三井住友・ライフビュー・日本株式ファンド
外国株式
- ABグローバル・グロース・オポチュニティーズ(年金向け)
- DC外国株式インデックス・オープン
- DC新興国株式インデックスオープン
バランス型
- DCマイセレクション25
- DCマイセレクション50
- DCマイセレクション75
- DC世界経済インデックスファンド
以上が、三井住友信託銀行で投資可能な商品になります。
これらの商品はほとんどが同行のグループ会社が販売している商品です。
こういった利益相反とも言える行為はあまりいい気分にはなりませんね。
三井住友信託銀行iDeCo(イデコ)の手数料
iDeCoを利用する上で、欠かせない手数料の詳細をご紹介します。
iDeCoは大きく分けて4つの手数料があります。
- 国民年金基金連合会:新規加入手数料(一律:2,777円)
- 国民年金基金連合会:月額手数料(一律:103円)
- 運営管理手数料:月額手数料
- 事務委託先金融機関手数料:月額手数料(一律:64円)
この4つの手数料のうち、3つはどこの金融機関で口座を開設しても一律です。
問題は3つ目の手数料「運営管理手数料」になります。
この運営管理手数料は金融機関ごとに自由に設定できるからです。
運営管理手数料は毎月、差し引かれる手数料です。
運用期間が長い、iDeCoだからこそ、この運営管理手数料が安い金融機関で開設することが重要です。
新規加入手数料 | 2,777円 |
国民年金基金連合会:月額手数料 | 103円 |
運営管理手数料 | 324円 |
事務委託先金融機関手数料 | 64円 |
三井住友信託銀行の運営管理手数料は「324円」に設定されています。
他のメガバンクよりも高額な金額設定と言えます。
運営管理手数料を無料に設定する金融機関も増えていますので、あえて高額な手数料を設定している金融機関で加入する理由はありません。
まとめ
今回は三井住友信託銀行のiDeCo(イデコ)をご紹介しました。
三井住友信託銀行の運営管理手数料は特に高額となっています。
更に、選択できる商品も同グループの商品ばかりと、お客さまをバカにしているかのようなサービスです。
加入を検討しているのであれば、他の金融機関で加入することを視野に入れながら検討することをおすすめいたします。