iDeCo(イデコ)で積み立てた資金は基本的に投資信託の購入あてられます。
もちろん、元本が保証された定期預金や保険へ投資することもできます。
ただし、iDeCo(イデコ)は運用益が非課税というメリットがあります。
運用益に対して、課税されないメリットを最大限活かすためにも投資信託を活用した投資が好ましいと言えます。
一方、これまで投資の経験がない人にとっては、投資信託をどのように選べば良いか悩みどころです。
商品構成が多い金融機関であれば、50を超える投資信託を揃えています。
今回は、誰もが簡単に判断できる投資信託の選び方についてご紹介していきます。
投資信託の種類とは?
一口に投資信託と言っても、様々な種類があります。
ここで述べる種類とは、何に投資を行なっているかで分けられます。
投資信託を分類すると、下記のようになります。
- 国内債券
- 国内株式
- 海外債券
- 海外株式
- バランス型
- 国内不動産
- 海外不動産
それぞれの特徴は、文字の通りで「国内」か「海外」に分けて、何に投資するかを決定するイメージとなります。
また、バランス型とは、これらの投資先に対して自動的に分散投資してくれる投資信託です。
一般的に、債券は値動きの幅が少なく、利回りが低くなります。
一方で、株式や不動産は利回りが期待できますが、値幅が大きく、リスクを伴います。
何に、どれくらいの資金を投入するか、決めることが第一歩と言えます。
分散投資に関する詳細な考え方は別の記事でご紹介しています。
失敗しない投資信託の選び方
どの分野の投資信託を購入するか決めた時点で、どの商品を購入するか決定します。
例えば、海外債券に関する投資信託を購入すると決めた場合、このカテゴリーの中から投資信託を決定します。
一般的に1つのカテゴリーに2〜5つの投資信託が用意されています。
その中から購入する投資信託を選ぶことになるのです。
そこで投資信託を選ぶたった1つの基準をご紹介します。
それは「信託報酬」を基準にすることです。
信託報酬とは、投資信託の保有にかかる支払い手数料です。
一般的に、高いもので1%〜2%となっています。
この信託報酬の値段をベースに決めれば良いだけです。
決める基準は「信託報酬が最も安い投資信託」になります。
商品によって異なりますが、安いもので「0.2%程度」のものもあります。
iDeCo(イデコ)は長期間運用するため、最終的に大きな金額になることが予想されます。
例えば、最終的に500万円の投資信託を運用することになった場合、「0.2%」と「1%」では、両者に4万円の差がでます。
これは1年間の差ですので、これが継続して出る差だと考えると、大きな金額差になります。
だからこそ、信託報酬が最も安い投資信託を選ぶことが最善策と言えるのです。
なお、信託報酬が安いからと言って、商品性に問題はありません。
iDeCo(イデコ)で取り扱われている投資信託は「インデックス型」と呼ばれ、ある一定の指数に連動するものとなっています。
つまり、連動する指数が同じであれば、値動きはほぼ全て同じになります。
え?なぜ信託報酬が違うか、ですか?
それは人件費や利益をどのように見積もっているかによって異なるからです。。。
まとめ
今回はiDeCo(イデコ)の投資信託選びで失敗しないたった1つの選び方についてご紹介しました。
おさらいしておきましょう。
- 投資する領域を決める
- 信託報酬が最も安い投資信託を買う
これだけです。
これだけで、あなたの老後資産が形成されていきます。
投資信託選びで迷って、iDeCo(イデコ)への投資をやめてしまわないよう、簡単に基準で選ぶことが重要です。